講演・トピックス | KHJ埼玉けやきの会家族会

KHJ埼玉けやきの会家族会

ひきこもりから,広い世界へ,明るい未来へ!

けやきの木

講演・トピックス

KHJ埼玉けやきの会は埼玉県とさいたま市ひきこもり支援連絡協議会の構成委員です

毎年埼玉県及びさいたま市ひきこもり支援連絡協議会に出席し活動の報告をおこなっています

埼玉県から委託を受けて相談業務をおこなっています

◇・・・・田口代表が講演をおこないました・・・・◇

・R5年3月19日 KHJ群馬はるかぜの会で講演を行ないました「発達特性との上手な付き合い方を考える」
・R5年2月24日 和光市社会福祉協議会で講演を行ないました「ひきこもりの理解と対応 我が子との向き合い方」
・R5年2月19日KHJ本部主催の支援者研修に登壇しました「CRAFTを用いた家族支援の実践」
・R5年2月17日 下関市職員を対象に研修を実施しました「ひきこもりの理解と家族支援の在り方を考える」
・R5年1月23日 朝日新聞ウェルナビ―にて掲載のインタビューに対応(池上正樹×田口)
・R4年12月18日 KHJ群馬はるかぜの会月例会で講演を行いました「CRAFTから学ぶ日常の関わり方」
・R4年12月4日 所沢市社会福祉協議会「りーち」にて「家族の体験談」をお話しました
・R4年11月5日 MSW(医療ソーシャルワーカー)主催による4都県フォーラムのシンポジウムに登壇しました
・R4年10月29日 埼玉いのちの電話にて研修講師 第二回目をおこないました
「社会環境の急変とひきこもりの現状 日本の文化的背景~声掛け・寄り添い~事例」
・R4年10月21日 稲城市 稲穂会ぽの合同開催にて講演を行いました「ひきこもり支援の現場から」
・R4年8月20日 埼玉いのちの電話にて講演を行いました
「社会環境の急変とひきこもりの現状~本人・家族・支援者・兄弟姉妹の生の声」
・R4年7月21日 三鷹市あおき会にて講演を行いました「日常の関わりと成長~会話の工夫」
・R4年7月10日 さいたまユースサポートネットにて講演を行いました「ひきこもる若者の心理~声かけの工夫」
・R4年5月21日 小金井家族会で講演を行いました「親亡きあとのお金の組みたてかた」
・R4年4月10日 戸田市 子どもの困りごと相談にて講演を行いました「我が子が不登校・ひきこもりになったら」
・R4年2月19日 都民講演会(東京都精神保健福祉民間団体連合会)を行いました「日常の関わりと成長~会話の工夫」
・R4年1月22日 さいたまユースサポートネットのはたチカ就労支援事業で講演を行いました「就労に課題を抱える我が子との接し方・向き合い方」
・R3年12月2日 北本市民生委員対象に講演を行いました「ひきこもりを正しく理解し地域における支援を考える」
・R3年11月20日 KHJ横浜ばらの会月例会にてZoom講演「親亡きあとのお金の組み立て方」
・R3年10月17日 KHJ群馬はるかぜ会月例会にてZoom講演「日常の関わりと成長~そして限界とどう向き合うか」
・R3年10月16日 KHJ横浜ばらの会月例会にてZoom講演「日常の関わりと成長~そして限界とどう向き合うか」
・R3年8月27日 埼玉県連SW部会主催「ひきこもりの寄り添いとは 発達障害・訪問支援」の講演を担当
・R2年11月28日 R3年3月27日 サポステさいたまの保護者セミナーで講座を担当
・R2年11月6日 埼玉県精神障害者家族会連合会にて講演「親亡き後のマネーぷらん」
・R2年3月16日 KHJ群馬はるかぜの会にて講演「CRAFT5回シリーズ第5回 居場所や相談機関へつなげる」
・R2年2月15日 埼玉県医療社会事業協会主催にて講演「大人のひきこもりを正しく理解し私たち支援の場でできることはなにかを考える」
・R2年2月7日 福島県いわき市文化センターにて講演「ひきこもりは誰にでも起こり得るもの」
・R1年12月12日 三芳町社会福祉協議会主催の「集い」で講座を担当
・R1年11月30日 さいたまNPOセンターにて講演「ひきこもり勉強」
・R1年11月24日 KHJ群馬はるかぜの会にて講演「CRAFT5回シリーズ第4回 先回りをしない」
・R1年11月22日 杉戸町障害者就労支援センター主催にて講演「大人のひきこもりを正しく理解し私たち地域でできることはなにかを考える」
・R1年9月28日KHJ町田家族会にて講演「しゃべらない、人と会おうとしない、全く外出しない子どもの心に届く会話の工夫」
・R1年9月21~22日 岡山きらめきプラザにてKH」本部主催ピアサポーター養成研修の講師を担当
・R1年9月15日 KHJ群馬はるかぜの会にて講演「CRAFT5回シリーズ第3回 上手にほめて行動を増やす」
・R1年9月8~9日 武蔵嵐山女性教育会館にてKH」本部主催ピアサポーター養成研修の講師を担当
・R1年7月15日 KHJ群馬はるかぜの会にて講演「CRAFT5回シリーズ第2回 良好な会話の仕方」
・R1年5月19日 KHJ群馬はるかぜの会にて講演「CRAFT5回シリーズ第1回強化子とは何か 強化子を使う」
・H31年2月24日 KHJピアサポーター養成フォローアップ研修にて研修講師を担当
・H31年1月28日 埼玉県社会福祉課主催生活困窮者支援員研修会で講演「ひきこもり家族支援へのアプローチ」
・H31年1月18日 ふじみ野市福祉総合支援チームの家族会にて講演「ひきこもりの子どもとの関わり」
・H30年9月24,25日KHJ本部主催ピアサポーター養成研修in御殿場にて研修講師「ひきこもりの理解と基本の対応」「CRAFTの紹介、グループワーク、CRAFT実践による事例紹介」
・H30年7月3日 三芳町社協主催ボランティア講座「ひきこもりについて正しい知識を学ぶ」にて当会の活動紹介とグループワークのファシリテーターを行いました。
・H30年2月24日KHJ認定ピアサポーターフォローアップ研修「会の運営について」を講義
・H30年1月22日 埼玉県福祉課主催生活困窮者支援員研修会「ひきこもりの理解と基本の対応を」講義
・H29年10月29日 KHJ全国大会in東京の分科会にて「地域連携の実践報告」
・H28年12月 群馬県こころの健康センター 「しゃべらない、人と会おうとしない、全く外出しない 子どものこころに届く会話の工夫/ワーク」
・H28年1月 高崎市障害福祉課「家庭は治療の現場/本音を言える関係をめざして」
・H27年9月 家族療法学会  「家族のリカバリートーク」
・H27年4月  KHJ群馬はるかぜの会 「ひきこもりの正しい理解のために」
・H26年6月 前橋市保健所  「言葉の持つ力」
・H26年2月 高崎市保健所 「誰にでもおこりうるひきこもり/肯定語、 挨拶、 小遣いについて など

◇・・・・・・ト ピ ッ ク ス・・・・・・◇

令和4年度の内閣府 こども・若者の意識と生活に関する調査結果の概要を下記にお伝えします。
併せて、ひきこもり状態にあった、またはその状態にある当事者団体であるKHJ全国ひきこもり家族会連合会本部は、ひきこもり状態の社会的理解と、包摂社会を求めるメッセージを発信しています。要旨をここにお伝えします。

トピックス

・令和4年度内閣府調査結果によると、15歳~64歳の生産年齢人口において推計146万人、50人に?1人がひきこもり状態であることがわかった。また、5人に1人がコロナ禍の影響を理由に挙げ、ひきこもりの状態になったきっかけは「退職」と答えた割合が比較的高いことなどから、何等かの社会情勢や社会的要因から、ひきこもりは、誰もがいつからでもなりうる状態像であり、自分や家族とも無関係でないことが改めてデータに示されたのではないかと考える。

・女性のひきこもりが、40歳~64歳の層では52.3%と過半数を超えたことも注目される。
「自分もそうだったんだ」という認識がひろがり、SOSを上げ始めた女性たちの姿が顕在化したと言えるだろう。

・就業経験は、15歳~39歳で62.5%、40歳~69歳で90.3%との結果が示された。ひきこもり状態の人の多くは、社会に出て何等かの就労を経験したのち、ひきこもり状態になっていることがわかる。

・今回の内閣府調査では、こうした職場環境の要因として、人と仕事のマッチングに問題がある(自分に向いていない、やりたい仕事ではない、自分の才能や特技を生かせない)と考える人が多くを占めていることが明らかになっている。

・ネット活用では、内閣府の調査では、居場所(ほっとできる、居心地のいい場所)として、インターネット空間、を挙げた人は、15歳~39歳で72.9%に上がった。今後、ひきこもっている人が活用しやすいネット空間を活かした資源づくりが求められているのではないか。


・ひきこもりは長く「本人の甘え」「親の甘やかし」という偏見に晒され、それが本人の同意なく家からひきだす暴力的な対応や、無理やり就労に繋げようとする支援に至った経緯がある。このような誤った偏見が本人や家族を苦しめ、本人の社会参加を阻害し、より苦しんでひきこもらざるを得ない状態に苦しんできた。

・支援のありかたとして、従来の「解決ありきの相談」体制の限界を当事者自らが感じているのである。期限を決めて社会に当てはめようとする支援ではなく、本人家族のニーズをしっかりキャッチし、それぞれのタイミングでSOSが言える受け皿を創っていく必要がある。


・本調査結果は地域社会に対して、ひきもり状態の正しい理解と関心を寄せる契機となるはずだ。
自己責任社会の弊害から、ひきこもらざるを得なくなった実態を伝え、「ひきこもり」の偏見をなくしていく啓発活動を続けることが重要である。


・内閣府の調査では、「将来に明るい希望が持てない」人が7割に上った。さらに自分が将来多くの人の役に立てるとは思えないという人は8割近く(79.2%)になる。現代社会の中で、将来に希望が持てずに、ひきこもらざるを得ない中で、状態像に対するネガティブイメージを解消し、自分ごととして考えていくことが重要であろう。KHJでは、ひきこもっている人の人権が保障される「ひきこもり基本法」の制定を求めている。

一度社会からのレールを外れても受け入れられる場や役割りがあること、自分らしく生き続けていくための選択肢があり、安心して居られる場や、仕組み作りが必要である。それがすなわち、だれもがふるい落とされない包摂の社会づくり、誰もが希望を持って生きていける社会につながっていくと考える。

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